靴業界で有名なブランド「スコッチグレイン」。
IL Regaloの靴下を置いて頂いているご縁でスコッチグレイン銀座本店の副店長井竹さんにインタビューさせて頂きました。
最寄り駅の東銀座駅で降り、三原橋交差点から「昭和通り」を京橋方面へ歩いていった所に、白い軒が印象的なスコッチグレイン銀座本店がありました。
中に入ると暖かみのある木が使われていて奥の方にはセンスのある石の壁があり、靴達が凛とした表情で鎮座しています。
店内に入るとべっ甲柄の丸眼鏡が印象的なオシャレな男性に迎えて頂きました。
それが、副店長の井竹さんでした。
急のインタビュー依頼にも関わらず快く応じてくださいました。
スタッフの方々にもご挨拶をさせて頂き、早速インタビュー開始です。
ースコッチグレンインさんで働きだしたきっかけはどのようなことですか?ー
20年前服飾学校に通っていたのですが、靴に興味があり自分で靴を作る勉強をしていたということもあって、就職する時に自らスコッチグレインさんに電話をして靴の工場見学をさせてもらいました。
その後ご縁がありスコッチグレンインさんに声をかけてもらいアルバイトとして採用して頂き、10年前に社員になりました。
ーでは、元々靴を作る事に興味があったということですね?ー
そうですね!革靴を一から手作りすることに興味がありました。
ーそうなんですね。靴に興味を持ったきっかけはどのようなことだったのですか?ー
中学生くらいの時、サッカーをやっていてスパイクを大切にするように教えられてきたこともきっかけだったと思います。
テレビでイタリア フィレンツェの Mannina(マンニーナ)の靴職人の特集を見てますます興味が湧きました。
ー実際にスコッチグレインさんで働かれてみていかがですか?ー
自分は限られた世界にいる方が居心地がいいので、
町工場の延長の雰囲気があり、普通の会社よりも社長・上司との距離が近くきちんと話ができる所もいいですね。
小さい会社ですが、創業当時から「グッドイヤーウェルト製法の靴のみ」を作っているというこだわりがあるので現在まで皆様からご支持を頂いていると思います。
色々広げてしまい独自性がなくなってしまうよりも、「こういう靴しか作らない」という信念を持った靴作りをしていることが強みだと思いますね。
ー井竹さんが接客時に大切にしていることはどんなことですか?ー
私はフィッティングを重視しています。
お客様はご自身の正確なサイズをご存じな方は少ないので、
フィッティング後サイズのアドバイスをさせて頂くと普段履いている靴とのギャップに驚かれますね。
足の大きさを測ってもらう経験はなかなかないので喜ばれます。
副店長の井竹さん
ーアドバイスをした靴を履かれてお客様からの反応はどうですか?ー
私達は先を見越してサイズを選ぶ為、新品を履いて頂くと「初めは履き心地に不安があったけど、後々履き心地が良くなった!」と仰って頂けたり、
「丈夫だね!」と仰って頂けるとそれ前提で作っているので嬉しいですね!
10年位履いて頂いている靴を修理に持ってこられるお客様もいらっしゃるんですよ。
ー靴は育てていくものなんですね。ー
そうですね、お店で並んでいる靴は綺麗ですが、履いていくとシワが入ったりして長年履かれている靴の方がかっこいいと思います。
革は塗っていくクリームの色で仕上がりが変わってきます。
「履いていくとこの靴はどんな色になっていきますか?」と質問を頂くこともあります。
クリームの色次第で仕上がりが変わるのでどのようにしていきたいかによりますね。
うちのスタッフの中には黒い靴に青いクリームを塗っています。
なんとなく青味がかっている感じになりますよ。
ー靴と違う色を塗っても大丈夫なんですね?ー
ルールはないのでどのような色にしたいか?ですね。
色の変化を楽しめます。
ただ、靴と違う色のクリームを塗る際はムラに気を付けてください。
ー面白そうですね!ー
はまると面白いですよ!
沢山のお話をお聞かせ頂いた内容を余すところなくお伝えしたいので、第2弾に続きます!
お楽しみに!!
スコッチグレインさんのHPはこちら(靴のお手入れ方法も載っていますよ!)▼
https://www.scotchgrain.co.jp/top.php
スコッチグレイン銀座本店Instagram▼
https://www.instagram.com/scotchgrain_ginza/