スコッチグレインさんの直営店(銀座本店/大阪店/ecute上野店/東京スカイツリータウン・ソラマチ店/有楽町店)でイルレガロの靴下をお取り扱い頂いているご縁もあり、本社工場見学をさせて頂きました。
本社工場は東向島駅から約10分歩いた所にあります。
株式会社ヒロカワ製靴本社
スカイツリーが見え、思わずスカイツリーをバックに本社の写真をパチリ。
社長の廣川さんと営業部長の三川さんに工場を案内して頂きました。
初めてお会いした廣川さんは温和な雰囲気の中にも確固たる信念を持たれている素敵な方で、自社一貫生産への想いを熱くお話してくださいました。
現在量産体制を取っている国内メーカーではヒロカワ製靴さんだけが自社一貫生産を行っており、履き心地を一番に考え、効率的に丁寧に靴を作る為に大変な努力をされています。
2021年には作業効率を上げるため工場を増設し、革の価格変動の影響を出来る限り小さくするため1年分まとめて発注を行ったり、新しい機械を導入し作業効率を上げ(機械を使いこなせるようになるまでの職人さんの努力も)、機械も故障に備えて2台以上設置するなど、これらの他にも沢山の企業努力をされています。
そのおかげで高品質な靴がこのプライスで購入できるのか!と、ただただ頭が下がる思いでした。
つま先部分をつり込む機械
目の前にして一番圧倒された機械。
複雑な機械を使いこなす職人さんの技に感動!
機械と材料があれば誰でも高品質な靴が作れるというわけではなく、扱う職人さんの技術が非常に重要です。
人の手を介して美しく履き心地のよい靴が作られるのです。
IMPERIAL PRESTIGE
EXECUTIVE GRADEの最高傑作
工場に入って驚いたことは若い職人さんが多かったことです。
昨今では人口減少によりものづくりの現場で若い世代への技術継承ができなくなることが心配されています。
ですが、ヒロカワ製靴さんはそれほど「魅力的な技術が詰まった会社」ということを強く感じました。
ウイスキーを使用して靴を磨いている職人さん
靴を磨くために多い時は1年間で70本ほどウイスキーを使用していた時期もあるという。
スコッチグレインは革を無駄にしない為に最大限まで使用しています。
シワが目立つネック部分を上手く切り抜き、パッチワークのように片足19片のパーツを縫い合わせたモデル「スパイダー」や、傷や虫刺され跡などがある革に手作業で1枚1枚カッティングを施した革を使用したモデル「マトリックススパイダー」を販売しています。このカッティング作業が本当に重労働で大変です、と廣川さんが仰っていました。
そんな苦労をしてまでも革をしっかり使い切る、という気持ちにとても感動しました。
シワがあるネック部分
マトリックススパイダー スパイダー
工場見学で感じたことは、見事な設備や職人さんの技術が素晴らしいことはもちろんですが、廣川さんや三川さんの新しいことへのチャレンジ精神や靴作りへの熱意が商品や社員の方へ伝わり、ファンが多いことへ繋がっていると思いました。
是非スコッチグレインさんの店舗へ足をお運びください。
感動の体験が待っています!
営業部長の三川さん 社長の廣川さん
この度は廣川社長様、三川営業部長様、職人の皆様ご協力頂きましてありがとうございました。
スコッチグレンインHP▼
(スコッチグレインの魅力がたくさん載っています。)
https://scotchgrain.co.jp/